ナシフエリアス(レバノン)が関節投げで反則負け!リオ柔道で初処分か?
2016年8月9日(火)に行われたリオデジャネイロオリンピック柔道男子81kg級ベスト32において、負けた選手が判定にクレームをつけ、なかなか畳から降りないトラブルが発生しました。
テレビ的にはちょっとした放送事故と言えるでしょう。
問題のトラブルは、ナシフ・エリアス(レバノン)選手対エマヌエル・ルセンティ選手の一戦で起こりました。
トラブルの経緯は?
トラブルの経緯は以下の通りです。
- 試合はおおむねナシフ・エリアス選手が優勢に進める。
- ナシフ・エリアス選手がエマヌエル・ルセンティ選手の肘に関節を決めた状態で投げを仕掛ける。
- ナシフ・エリアス選手が反則行為により一発で反則負けとなる。
- ナシフ・エリアス選手が判定に納得せず、なかなか畳から降りない上に礼もしない。
結論から言うと審判の判定は正しく、ナシフ・エリアス選手の抗議が独りよがりなものだったことになります。
柔道のルール上、立ち関節そのものは反則ではありません。
立ち関節を極めたまま投げに行くなり体重をかけて畳に倒れ込む行為が禁じられています。
ネットでの反応は以下の通りです。
ちゃんと柔道着着て試合してる選手がホント少ない。主審はちゃんと道着の乱れを指摘して直させるべき。足掴んだら反則負けなんだろ?だったらお互い襟袖をしっかり握って投げ合えるようにレフェリングすべきだ。
— 侘助 (@kyonowabisuke) 2016年8月9日
柔道男子81kg級でレバノンの選手が関節を極めながら投げようとして反則負けしてそれが不服で礼もせず畳に残って長々と抗議。民族性を云々するのは政治的に正しくないのは承知で言いたい。アラブ人ほど日本人が考えるところの礼儀をわきまえた行動を取らない人達はいないと思う。
— مصطفى (@k_s_g_2) 2016年8月9日
柔道男子80kg級見てたが、審判のジャッジに納得がいかないからって礼もせず試合を終えた外国人選手がいたが、礼に始まり礼に終わるっていうそんな柔道の基本すら出来てないから反則負けなんてカッコ悪い終わり方すんだよ。
— 擬人TONO (@HIME_555) 2016年8月9日
柔道の男子の試合で判定納得いってない選手が反則負けしたんだけど、ものすごく怒ってて畳の上に居たけど、相手選手に握手せず、礼もせずはダメなんじゃないんすか?
そこは守るべき事だし、日本が生んだ柔道の素晴らしい事だと思うんだけどなぁ
— Itaru kubonuma (@itarurawa0502) 2016年8月9日
柔道見たいけど
朝になっちまうから寝るかー肘キメて技かけるのは
反則負けでしょうがねぇだろ
ヘタしたらマジで折れちまう— こーた〜シャチさんと青い車〜 (@wa_inte) 2016年8月9日
厳しい意見が多いですが仕方ありませんね。
なにかしらの処分になる?
畳に残り続けたことによる遅滞行為。
礼をせずに立ち去った礼を逸する行為により、本来であれば大会後に何かしらの処分が下されるでしょう。
(関節投げ自体ではなく、あくまで礼を逸する行為に対してです)
ただ何を思い直したのか一度立ち去った後に礼をしに戻ってきましたね。
柔道男子、反則負けに納得いかず礼をせずに出て行ったレバノンの選手が改めて現れて礼をして去るシーン。JUDOと言われるようになって久しいが、まだ柔道は生きている #リオ五輪 #柔道 pic.twitter.com/JBce5dcocl
— zu-ka YM (@zukaym) 2016年8月9日
男子柔道、先程、反則負けしたレバノン選手。その時はかなり激昂し、礼もせずに引き揚げていったため、今今、冷静になってもう一度畳に上がり何度か礼をして畳を下りました。
微笑している選手とは対照的に、畳下で見守るコーチは号泣。
なかなかいい光景でした(^^)— のだまハイ (@nodama_high) 2016年8月9日
反則負けでわめいてたやつが、しっかり礼をせずに退場したってことで、もっかい礼だけしに来て帰ってった
憎めないいいやつじゃねーか!
コーチの方が泣いてて草
辛い気持ちはコーチが一番わかってるってことだねぃ#リオ五輪 #柔道— totti@リオ五輪から目が離せない (@ono4312tosi) 2016年8月9日
コーチの説得もあったのでしょう。
この行動により処分自体は免れるでしょうね。
むすびに
柔道は「道」が着く通り、道を重んじるスポーツです。
単純に投げ飛ばす技術を高めるだけでなく、自分の中の道を作る鍛錬も怠ってはいけませんね。
オリンピック種目に採用されたことにより一躍世界に広まった柔道ですが、単なる『JUDO』ではなく『柔道』が世界に浸透しているか、今一度確認する必要があるのかもしれません。
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